遺品整理・生前整理・生活整理のあすかる

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ゴミ屋敷清掃でネックとなること

あすかるスタッフの林田です。

ゴミ屋敷、モノ屋敷、汚部屋といった、世間一般からすると住環境に問題のあるおうち(お部屋)の片付けを業務として行うのですが、その片付けを始めるにあたってネックとなるのが、ご本人の同意・承諾を得ることです。よくテレビなどで取り上げられるゴミ屋敷住人と近隣とのトラブルの場面で、関係者が説得しようとしても、本人が頑なに片付けや処分を拒否するというのがありますが。そこまで派手に近隣とトラブルになっていないような人知れずゴミ屋敷化している方も多いのですが、それでも地域包括支援センターの職員様や居宅介護事業所のケアマネ様、障がい者相談支援事業所の相談員様が苦労されるのは片付けに同意を得るまで少しずつ支援関係、信頼関係を作っていくことだとどちらでもお聞きします。そうして相談員様が苦労してご本人が片付けに対して同意するように説得やなぜ片付けが必要か説明していただいたあと、弊社のような業者につなげていただくわけです。片付け作業に入る前も作業中も処分の確認をしながら行うのですが、それでもモノを溜めこまれたご本人様からすれば、しぶしぶやむなし…といった方も多いです。空きスペースや収納の状況によっては、捨てたくないという気持ちを汲んで、いきなり処分ではなくまず仕分けと整理を提案したり、全部屋ではなく一区画、一部屋といった部分に分けて試してみるという方法もありますが、これが正解と簡単には答えは出ないようです。一般常識的には周りからは不要品、生活を害するゴミに見えても、ご本人にとってはゴミではないという心情もわかりますし、しかし衛生面や安全面、健康面でよくないと周囲が心配する気持ちも分かる。個人と周囲(社会)との調和、個人の自由、難しい問題だといつも感じます。しっかりお客様、関係者の方とコミュニケーションを図りながら、進めていきたいと思います。

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