遺品整理・生前整理・生活整理のあすかる

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認知症の方のゴミ屋敷の片付け

認知症の方のゴミ屋敷は独特です。買い物から帰ってきて、買い物に行ったことを忘れて、部屋に食材を放置。そしてまた買い物に行って、同じものを購入。帰ってきて部屋に放置。これの繰り返して部屋中にある食材が腐ってどうしようもない状態の現場の作業をした。ゴミ屋敷にしてしまうのは、一種のセルフネグレクトだが、認知症患者の場合は大きく意味が変わってくる。本人はゴミ屋敷にしたという認識以前に、自分がモノを置いた事すら覚えていない。とある、立派なお屋敷に呼ばれた。築100年以上の和なお屋敷のとある和室の中がそうであった。そこは家族で住んでいるが、依頼者の父親が認知症を患っているようだ。昼間はデイサービスに頼んでいたが施設内で暴れるので断られて、利用が出来なくなった。そしてずっと部屋にいる。しかし買い物に出かけて、買い込んで帰ってくる。持ちろん家族がいるから皆でどうにかなるだろうと思ったら大間違い。片づける概念もまったくない。自分がそうしたとはもちろん思っていない。依頼を受けたときは大変でした。暴れるので、違う部屋で家族の方に連れて行ってもらっている状態で一気に片付ける。12帖ある大きな和室の畳が見えたがすべてアウト。畳を入れ替えなきゃいけない。そして2年が過ぎてまた依頼が来た。和室を開けるとまた、2年前の状態に元通り。同じように腐った食材や飲みものを一気に片付けしました。認知症にかかった家族をもつ記事を目にしてあのおじいさんの事を思い出しました。お元気にしているのだろうか。連絡があれからかかってこない事はいいことなのか。ケアマネやヘルパー、地域包括支援などの福祉関係の仕事から、依頼が来ることも多いゴミ屋敷の処理。福祉住環境整理や介護整理などの生活の整理する現場ではできますが、ごみ屋敷ではリサイクルやリユースがほぼできない状態ですが、一生けん命お役に立てるように作業します。

 

 

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