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セルフネグレクト

あすかるです。緊急事態宣言も解除になり新型コロナウイルスの影響もかなり減ってきております。そんな中ニュースに飛び込んできたのは、コロナ失業というワードでした。新型コロナウイルス感染症が猛威を振るった影響で、休業をやむなくされた方や、失業が全国で相次いでいます。その中で生活苦に陥ってしまい、各自治体への生活保護の申請が急増しているようです。年齢的にも20代から30代の働き盛りの若い世代の相談が目立っているようです。あすかるで扱う介護福祉などの住環境整理の現場では高齢者の生活保護受給者が目立ちます。その中でも10件あれば1件はセルフネグレクトに陥っている方がおられます。セルフネグレクトとは

※(株)朝日新聞出版発行『知恵蔵』引用

生活していくのに必要な行為を行わない、あるいは行う能力がなく、そのために生活環境や健康状態が悪化しても、周囲に助けを求めない状態のこと。認知症などで判断力が欠けていたり、近親者に先立たれたなどの理由で生活意欲が低下していたりといった意図しないでそのような状態になっている場合と、本人自身の意志的に自分を見放している自己放任の場合とがある。
セルフネグレクトの具体例としては、自宅にごみを溜め込んでいる人、窓や壁に穴が開いていたり構造が傾いていたりする家にそのまま住み続けている人、汚れた服を着替えなかったり、失禁しても放置していたりする人、認知症などの病気があっても治療や介護を拒否する人などが挙げられる。社会的に孤立しがちな1人暮らしの高齢者に多いとされるが、セルフネグレクトに陥る原因は様々であり、必ずしも高齢者だけにみられるとは限らない。
認知症やうつ病といった精神的な病気以外の原因は、同居の配偶者や親に先立たれ近隣との付き合いも薄れて孤立したり、なんらかの理由で仕事を失ったり、糖尿病などの慢性的な病気が悪化し身体を動かすのがつらくなったりなど、多岐にわたる。自分の置かれた状況をセルフネグレクトとして自覚している人がほとんどいないため、行政や隣近所に支援を求めることもなく、問題が明るみになっていない事例は多いと推測されている。
自ら支援を求めない理由として、判断力の低下、遠慮や気兼ね、人に頼りたくないという気持ちや、生活の荒廃を他人に見られたくないという気持ちなどがあるとみられる。
問題を放置すれば、本人の生命にも危険が及ぶため、各自治体では、行政が民間の企業や地域の住民組織などをネットワーク化し、見守り体制をつくる試みが進められている。
2011年3月に発表された内閣府の委託調査の報告書(「セルフネグレクト状態にある高齢者に関する調査―幸福度の視点から 報告書」)によれば、全国の地域包括支援センターのうち約6割から回答があり、そのうち7割がセルフネグレクト状態の高齢者を把握していると回答した。市町村や民生委員からの報告件数と合わせて検討した推計数を最大1万2190人としている。

上記のようにセルフネグレクトに陥った高齢者の方が、自宅をゴミ屋敷やごみ部屋状態にすることは非常に多くて、住環境の整理の為にそれを片付けさせることも片づける事も難しいのです。結局はそのまま、社会との関わりを閉ざして孤独死や孤立死になってしまって、その後発見されて、片づけられるということになるのです。最近では高齢者だけではなくて、若い20代、30代でもセルフネグレクトに陥ってしまいうケースが増えてきています。男性ではだらしない生活でゴミを片付けず増やして捨てない。女性では水商売や看護師さんに多く、仕事が激務で、帰宅後は疲れ切って寝るを繰り返してモノが山済みになってしまうケースです。双方とも高齢者のネグレクトとは違い、完全無気力状態では無いので、回復するケースも多いのです。こういったセルフネグレクトが生む問題でのお片付けは、一度綺麗に部屋を掃除できたとしても、また翌年になればゴミ屋敷状態に戻っている事がほとんどなのです。特別なセラピーを受け、きちんとしたサポート体制で見守り続ける必要があると思います。

福祉関係のお片付けや、生前整理、介護整理、遺品整理はあすかるまでにお任せください。

 

 

 

 

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